新年度予算について紹介します
[評価できる事業] 安心・安全
救急隊を10隊体制に拡充 [4月から]
救急救命力の向上のために、消防本部の救急隊を9隊から10隊に。
耐震性防火水槽の増設
新年度2か所(①青山台4丁目三角遊園40トン②中の島町中の島公園100トン)
消防施設の女性専用設備の計画的整備
市役所駐車場の車いす利用者等用駐車区画に屋根を設置 [6台分]
市役所本庁舎改修工事は多額の費用と長期の工事となります。当初の計画からの変更点として、日本共産党が議会で要望した車いす利用者等用駐車区画に屋根の設置が追加されました。
健康・福祉
障害福祉事業者に対し資格取得支援のため経費の一部補助制度を拡充
採用予定の職員も対象にして、介護福祉士実務者研修を追加。補助率を全て3分の2にします。
障害者グループホーム運営助成
●要件緩和による対象施設の拡大
●重度障害者受け入れ整備補助の創設
物価高騰に係る福祉施設等への応援金支給
物価高騰の影響により事業が厳しくなっている保育・介護・障害福祉等の事業所に対し、規模等に応じて10万円から100万円、訪問系は一律5万円の応援金を支給します。
重度障害児・者の外出支援タクシー利用助成を拡充
リフト付き福祉タクシークーポン券を年48枚支給(10月~)。既存のタクシークーポン券を年60枚に増やし、1回の使用枚数を2枚まで拡充(2025年1月~)。
自転車用ヘルメット購入に補助 [1000件、上限2000円]
今年1月以降に購入したヘルメットで電子申し込み及び郵送で受け付け。申請は5月1日から7月末までで、多数抽選します。中学生以下及び65歳以上に優先枠を設ける予定。
まちづくり・環境
地域猫の避妊・去勢手術等補助の拡充
頭数制限廃止、市外の動物病院も対象になります。
公園植栽の剪定の実施を2回から3回に
上の川周辺整備事業 遊歩道化延長を検討
上の川の遊歩道化を、現在工事中の蓮華寺橋までの区間から花壇踏切までに延長可能かの調査が、昨年度から実施されています。調査の結果、可能となれば着手できるよう工事費が予算化されました。
江坂公園と豊津公園に卒煙支援ブースの設置
受動喫煙防止対策として既存の喫煙所に密閉型喫煙所を設置します。
バス停のベンチに加えて、新たに上屋の設置に補助
バス停を管理する事業者に対して、設置補助対象を拡大します。バス利用者だけでなく、歩行者の休憩場所としての利用が期待されます。
問題あり!
今年度1回限りで廃止となる
障がい者福祉年金について
事業廃止を提案した昨年11月定例会では、廃止したことによる財源を活用して新たな事業を実施するとしていたが、実際の新年度予算は法律改正によるものや年金の趣旨とは関係ないものも含まれ、事業削減に代わる生活支援やサービス向上につながらないことが明らかに。障害当事者の声を聞かない一方的なやり方は、障害者権利条約に反しています。
学童保育
施設改善と指導員確保に向けた抜本的取組みを
一部の育成室では設備改善の要望があるにもかかわらず、トイレの扉がこわれ、カーテンで補われているなど長期にわたって放置されています。また指導員不足を理由にしてさらに民間委託がすすんでいます。待機児童対策として昨年から始まったキッズスクエアに正規職員が配置されていないことについて、市長は見直しを表明しましたが進んでいません。指導員不足の解消のために処遇改善など抜本的な取り組みを求めました。
万博関連
「機運醸成」に3000万円を超える税金
大阪・関西万博の開催が危ぶまれ疑問視されているにもかかわらず、ワークショップなどよくわからない事業に多額の費用を計上するのは税金のムダ遣いであり、市民の理解を得られません。
「二十歳を祝う式典」
市長の私物化、パフォーマンスの場ではない!
以前の「成人祭」と比較して予算額が約7倍になっています。会場を市立文化会館(メイシアター)から市立サッカースタジアムに変更したことや、市長の身内である漫才師を高額の出演料でゲストにしたことがその要因です。議会で多くの会派から「市長の私物化でないか」「予算と内容の見直し」など意見が出されました。「二十歳の青年をお祝いする」という式典本来の目的にそった事業となるよう求めました。