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議会報告

奨学基金条例の廃止は継続審査に(条例等)

吹田市では、経済的に困難な状況にある高校生に対し、就学達成を支援する目的で独自の奨学制度を1977年から実施してきました。

 今議会において市は、高校等学習支援金の財源の一部である奨学基金を廃止することを提案しました。それに先立ち、国や府の高校生等に対する就学支援の充足や、本年10月から児童手当が高校生まで拡大されることを理由に、高校等学習支援金を今年度末で廃止することを内部で決定しました。

日本共産党は、高校生への学習支援金制度の継続を求め、全会一致で継続審査となりました。

 しかし、現在も物価高騰が続くなか、経済的な困難を抱える家庭の状況は厳しさを増しています。また、児童手当と学習用図書等の購入費用支援の目的で支給されている学習支援金は、そもそも制度の趣旨が異なり廃止する理由にはなりません。同様の奨学金制度を実施している他市でも、引き続き支給を行い廃止する自治体はありません。