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議会報告

9月定例会の質問から

代表質問は竹村博之議員が行いました。

[子ども]
中学校給食の民設民営のセンター方式は問題

質問:中学校の全員給食に向けた基本計画が発表され、健都イノベーションパークでの民設民営によるセンター方式が示された。リスク対応について、この方式では市職員が現場でチェックできず、想定外の事態にいたる可能性を否定できない。学校給食という安全面と安定性にとって問題が多いと考える。

答弁:(学校教育部長)公設民営であろうと民設民営であろうと、抱えるリスクは同様と考えており、重大事態を生まないことを基本に、万が一の場合について適切に対応していく。

[まちづくり]
万博アリーナ建設について、住宅建設の適法性を問う

質問:万博記念公園駅前周辺地区活性化事業の事業予定者による提案に対して、市議会で住宅建設に反対する決議が2回採択され、市長に例外規定の適用について慎重な判断を求めた。この8月、市が大阪府に提出した意見・要望で「現時点で当該事業の構想は法令に適合していないと考える」としている。市民が納得できる結論を求める。

答弁:(市長)共同住宅を含む構想は現時点で法令に適合していないと判断。事業内容の再検討を強く求めている。

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[まちづくり]
北千里駅前の再整備について

質問:市は、タワーマンションについて高さ123m、700戸必要としてきたが、準備組合の説明会では、98m、500戸程度になるといわれた。なぜそうなったのか。また、昨年度大阪府に協力を求める要望を出したが、回答内容を聞く。

答弁:(都市計画部長)事業が成立する範囲で精査した結果、事業費は約545億円となり、建物の高さは約98mの案になった。また、大阪府からは、必要な交付金が確保されるよう本市とともに国へ働きかけていくとのことであった。

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[子ども]
児童会館移転に伴う、居場所の空白期間をなくすよう求める

質問:高城児童会館は、日の出町児童センターとして移転するため工事が進められている。2025年3月末に高城が閉鎖し、7月オープンの予定。供用開始まで3か月間の空白期間がある。日常から多くの利用者がいる中、行政の都合で子どもの居場所を奪うべきではない。空白期間をなくし、こどもの居場所を保障すべきと考えるが、副市長の見解を。

答弁:(副市長)建て替えに伴い、子どもたちの居場所がなくなる期間が生じないよう配慮をしていく必要があると考えている。

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[福祉]
手話通訳者登録制度創設と手話通訳者育成を

質問:災害時も含め手話通訳を保障するため、手話通訳者登録制度の創設と通訳者育成が必要である。市の考えを聞く。

答弁:(福祉部長)手話通訳者登録制度の必要性については当事者からも意見を頂いている。他市の状況も把握し、必要な制度の在り方を検討する。また通訳者の育成に向け、よりレベルの高い市民向け講座の実施が必要であると認識している。今後、通訳に関する資格取得のためのスキルが身につくよう、講座内容の充実に努める。

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[子ども]
保育所でのねずみ発生に対する市の対応を問う

質問:2023年10月から学校、保育所、幼稚園、学童保育の施設の管理業務の包括的な委託が始まっている。業務の効率化・迅速化、効果的・効率的な維持管理が目的とのことだった。昨年6月に保育園でネズミが発生したが、対策工事依頼から施工実施まで約5か月かかり、その間、保育現場に状況説明もされなかったと聞いているがなぜか。

答弁:(学校教育部長)先行他市でも導入当初数年間は、トラブルや想定外の混乱があったと聞いている。説明できていなかった点については、今後は業務の履行に当たって一定のめどを定め、遅れる場合には連絡するなど、各施設が状況を把握できるよう取り組む。

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[防災]
災害時の医薬品等の備蓄と整備の取組状況は

質問:災害時等に薬が確保できるかどうかは命に関わる問題だ。市は地域防災計画で、医薬品及び医療用資機材の確保体制を整備し、備蓄の推進と在り方について検討を進めるとされている。その取組状況と課題は。

答弁:(健康医療部長)府や他市の状況を確認しながら、医療救護所等における医薬品等の確保に向けた検討や医薬品等の種類や必要量の精査について、市薬剤師会と協議を進めている。医薬品等の備蓄場所、管理方法及び供給方法が課題と認識している。

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