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議会報告

補正予算

部活動の外部委託

 教員の働き方を見直しながら部活動を存続させるために、国は地域移行を進める方針を打ち出しました。現在「教育の一環」とされている部活動が、民間委託により学校を貸しての私的サービスへと意味あいが変わり、有料化や自己負担増など子どもや保護者の思いから離れていくおそれがあります。子どもたちの文化やスポーツの権利にこたえ、思春期の人間形成を豊かにする部活動となるよう求めました。

2024年度 5校・5部活を対象にすでにモデル実施
2025年度 存続が危ぶまれる16校・43部活を事業者に委託予定

こどもたちの文化・スポーツの権利を守るために

❶指導者の指導経験までは求めないとのことだが、専門的指導を受けたいという子どもの願いにこたえること。
❷体罰や性暴力、暴言等ハラスメントを起こさない。もしそのようなことがあれば単に指導者を入れ替えて終わりではなく、契約継続に影響を及ぼす人権侵害であるとの認識をもつこと。
❸来年度拡大する部活動についても検証をおこない、アンケート結果を公開するとともに保護者への説明を十分に行うこと。


中学校給食 2028年からスタートの予定

 健都イノベーションパークに、給食センターの建設、調理、配送を担う事業者を市が募集します。
 全員で食べる中学校給食の実施は、長年、保護者や市民が強く望んできたものです。共産党は市民と共に自校方式や小学校との親子方式など具体的に提案をしてきました。その点で民設民営によるセンター方式での実施は求めてきたものとは大きく違います。
 全国的にもまだ2例しかない民設民営のセンター方式実施への懸念が払拭されていません。

こどもたちのよりよい給食のために要望しました

●大規模な調理には、量や数の間違い、異物混入など想定しない事態が起こる。他市事例を研究し、想定しない事態が起こらないよう要求水準書で求める。
●食材の検収及び調理が適切に行われているか、定期巡回だけでなく、市がいつでも施設内に立ち入ることができる契約にする。
●調理工程を円滑にする調理設備の選定や配置については、事業者任せにせず、市も関わって整備する。
●吹田市の小学校給食は、今まで一度も食中毒など重大事案を起こしていない。市の衛生研修や調理実習に、事業所の職員も参加できるようにし、吹田の給食の良さを理解し、共により良い給食を進める仕組みをつくる。
●食育の実施のため、加配の栄養教諭が必ず配置されるように府に求める。給食は教育の一環です。憲法や学校給食法、食育基本法の目的達成に努める。
●民間事業所の職員が安定的に業務に従事できるよう賃金等処遇が適正に図られる委託料にする。

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