■国保料滞納者に徴収強化ではなく必要な生活支援を
(問)国民健康保険料滞納に至る主な理由と差し押さえ件数について聞く。
(答:健康医療部長)2021年231件、2022年227件、今年度5月末時点で77件。滞納に至った主な理由は滞納世帯の収入に占める保険料の割合が高いことが原因と考える。
(問)滋賀県野洲市では、2015年から「債権管理条例」「くらし支え合い条例」に基づき、滞納は市民からのSOSとし、市民生活の支援のきっかけにしている。市が滞納処分、徴収強化によって滞納者の生活の窮迫に拍車をかけてはならない。滞納者の生活支援、生活再建のための具体的対応を聞く。
(答:健康医療部長)事情を聞き、減免、分納などの必要な対応を行っている。国保納付相談で対応できないケースについては、生活困窮者自立支援センターや多重債務相談担当などと連携し、問題解決を図っている。
■健康保険証の廃止について
(問)国は、現在の紙の保険証を廃止し、マイナンバーカードとのひもづけを進めようとしている。マイナンバーカードをめぐっては、他人の情報との誤ったひもづけやオンライン資格確認のトラブルなど、様々な問題が起こっており、保険証廃止を止めてほしいという世論が高まっている。政府は国民の不安を払拭するため、マイナ保険証を保有しない人には保険証同様の資格確認書を職権交付する方針を示したが、まだ不確定である。保険証は市民の命綱である。市長は、現在の保険証を廃止しないよう国に求めよ。
(答:市長)円滑に移行を進められるよう担当省庁に要望する。
■すいたフェスタについて
(問)すいたフェスタは1970年から「吹田まつり」として50年行われてきたものを引き継ぎ実施されているものだが、吹田フェスタと改名し、実施場所も万博公園に変わった。すいたフェスタ実施の開催目的について聞く。
(答:都市魅力部長)市民参加による市民相互の連携強化、未来を担う青少年の夢と活力の育成、市内商工業の発展、市への愛着と誇りの醸成である。
(問)参加された市民から、迷彩服姿の自衛隊員が祭会場にいることに違和感を覚えたとの意見が寄せられた。自衛隊が参加するに至った経緯について聞く。
(答:都市魅力部長)自衛隊の出展は、フェスタ企画委員会より提案があり、フェスタ実行委員会で承認された。
(意見)自衛隊員には、災害救助や復旧活動に尽力され、役割を果たしている。防災訓練では、その目的で参加をされたのだと思う。 自衛官のゆるキャラが登場し、車両の展示・制服の試着等は、自衛隊員のPR目的であり、フェスタの目的、平和な祭りになじまない。ウクライナの戦争に胸を痛めている市民も多く、迷彩服は戦闘をイメージさせ、様々な感情を抱く方がおられるのは当然であり配慮するべき。
■避難所における炊き出し設備の整備について
(問)小中学校体育館空調設備及び非常用電源設備整備事業を委託する予定事業者が選定された。自主防災組織から非常用電源に使用するLPガスを炊き出し用に活用できるよう要望が提出されている。進捗状況を聞く。
(答:学校教育部)LPガスを非常用だけでなく、直接ガスとして活用することなど、様々な避難活動に配慮した柔軟な対応ができることにも視点を置き、仮契約の締結に向けて事業者と交渉を進めている。