■保育所待機児童対策について
2019年度で待機児童解消アクションプランが終了し、2021年度から国が年度の中間把握となる、10月1日付の待機児童の把握について、国が調査をしないこととあわせて、吹田市も2021年度からおこなっていません。
入所不可となった場合、育休の延長か認可外を選択するかということになります。児童数、保育所の入所希望、住宅開発との関係など、実態の詳細をつかむ努力は必要です。市長が政治的に判断し、必要な職員を配置し、保育ニーズを正確に把握し、潜在的待機児童も含めた待機児童対策が取れるようにすることも必要です。こどもが減れば、保育ニーズが減るという認識は実態とあっていません。吹田のように利便性が高い条件があれば、マンションが建ち、購入する若い世代が増えます。共働き世帯が増え、保育へのニーズが高まるのは当然のことです。また、出生数は減っても、共働きすることが当たり前という認識の広がりや、生計維持のために働く選択をすることもあり、単純に児童推計だけでは判断ができないと思います。
4月1日付の『待機児童ゼロ』という市の発表が1年間表示され続けるため、保育所に入れなかった人からすれば「どこが待機児童ゼロなの?」と、大変違和感があります。数値を正確につかみ、計画することが必要です。正確な数値をつかみ、潜在的待機児童対策も含めた計画をたてることが必要です。
■学校規模適正化について
2022年度は山五小保護者にアンケートをとりつつ、丁寧な説明が行われていたかというと、市側と保護者側の受け止めに大きな開きがあります。
市長の、こどもの意見は聞くが市の施策に反映しない、というその姿勢は、こどもを主権者としてとらえていない、民主的とはほど遠いものがあります。
■まちなかリビング北千里について
スタート当初から、指定管理者と公民館利用者のおもいを汲んだ運営ができていませんでした。事業計画に書かれていた、地域住民から信頼されるとは言い難いものです。
3つの施設、それぞれが地域から望まれ、待たれていたのは、みんな理解しています。性格の異なる3つに機能を『融合』という名で、運営も一緒にするのは無理があると、予算化されるときの審議での意見でも出ていました。図書館は図書館法、児童センターは児童福祉法、公民館は社会教育法、法律も違います。いらぬ混乱と分断を持ち込みました。
先日、公民館の文化祭が開催されました。わざわざ「にぎやかになりますので、静かな環境を望む方は学習室へ」という貼り紙をみて、やはり無理があったんだなと改めて思いました。受付は、まなびの支援課の職員が行っていて、他の公民館には見ない異例づくめの文化祭でした。展示や舞台の発表、児童センターのこどもの作品など、北千里公民館らしく、どれもよくて、みなさんイキイキとされていました。唯一邪魔をしているのは、むりやりに、融合としたことで、心の分断があるなかで開催することになったことだなと思いました。
レイアウトや導線、今からでもできること含め、そして運営方法について、考え直すことが必要です。実態から、よく考えるよう、求めます。
■吹田市イメージキャラクターすいたんに関わる著作権について
市のイメージキャラクターすいたんは市民の財産であり、政治活動に使用したり会話させたりすることは、使用要領に反しています。市は市議会議員による使用実態に問題があることを認識しながら、イメージキャラクターの使用を中止させず、中止のお願いにとどめてきました。
相手は政治家なので、職員が対応に苦慮するのは当然です。さまざまなことに毅然と対応してこなかったことが、市民の財産を汚し、使用要領を逸脱している状況を、事実上、野放しにしてきました。忖度以外の何物でもありません。
職員が毅然と対応できないような状況を作ってきておきながら「報告がない」「知らなかった」とする、困れば職員に責任を押し付ける、市長の、その姿勢そのものを、自らが改め、誰に対しても公平に対応してください。また「知った限りは対応する」と市長自身が答弁されていました。知ったのは決して今日ではないはずです。しかし、すいたんが不適切に使用されている状況は、今も継続されています。(2023年11/11時点で削除)