(問)2023年1月に約3200万円かけて、阪急吹田駅前西第1自転車駐車場の美装化(壁面の改修と緑化)が行われた。壁面の維持管理はどうされているのか。
(答:都市魅力部長)現在、シティプロモーション推進室で維持・管理業務を事業者に委託している。R5年度の契約金額は99万円で、水やり・つるの剪定・掃除・誘引・追肥・造花ポットの管理・害虫対策等を行っている。
(問)3200万円では終わっていないということか。老朽施設は見ばえがよくないため、センスよく更新したらまちへの愛着が進む、という理屈の説明を。
(答:都市魅力部長)シティプロモーションの目的であるまちへの愛着や誇りの醸成は、各所管が取り組んでいる。その中の自転車駐車場の美装化について、景観に配慮されたまちの視点から、当該目的につなげようとするもの。
(問)吹田市のシティプロモーションビジョンを見ると、インスタ映えを目指すものでも、すいたんグッズをつくることでもなく、市民が吹田市に愛着や誇りを持ち、定住していくことを目指している。数年経ったが、現在の事業は、もともとのビジョンからそれているのではないか。
(答:都市魅力部長)健康医療、緑、公園、交通利便性や子育て環境など、暮らしにおける様々な場面で水準が高く、充実していることが本市の特徴であり、強みと考える。シティプロモーション推進室では、これらの特徴や強みについて市民に気づいていただき、愛着や誇りの醸成につなげる役割を担っている。
■省エネ家電買替え補助と地域経済振興について
(問)世界気象機関は、2023年の世界気温の上昇は、産業革命前と比較し1.4度であると発表した。1.5度以内の気温上昇に抑えるのは極めて難しい状況である。
他市では、省エネ・再エネ導入促進補助金を設けている。尼崎市では、環境部と経済部が連携し、個人・事業者を対象に、脱炭素化を促進するさまざまな補助事業が行われている。しかも、市内業者への発注を促す内容を組み合わせて行っている。
吹田市でも、市民や事業者に買替えを促す立場から、実施してはどうか。
(答:環境部長)古い家電から省エネ性能に優れた家電への買替えを促すことは、地球温暖化対策の効果的な取り組みの一つ。ただ、比較的新しい家電を買替え対象とすると、温室効果ガスの削減効果は小さくなるため、制度設計が重要で、慎重に検討する必要がある。
■北千里駅前再整備、市民の疑問に答えよ
(問)意見交換会の第1回目が開かれ、吹田市からこれまでの検討経過の説明が行われた。参加者から様々な質問や意見が出されたが、十分に答えきれたとは感じられない。
「説明は終わった」として、次のステップに進もうとしているが、スケジュールの見直しをすべきではないか。
(答:都市計画部長)意見交換会については、将来の北千里駅前について考えるために実施するもの。スケジュールについては予定どおり進めたい。事業に関する意見や質問には、丁寧に対応する。
■北千理地区公民館への指定管理者導入について
(問)なぜうまくいっていないまちなかリビング北千里の指定管理者に委ねるのか。地域から館長を推薦するのが難しいのなら、北千理地域住民を対象に公募したらいいのではないか。
(答:地域教育部長)施設の運営に課題があったことについては、主に従来の利用方法の違い等に起因するもので、指定管理者の能力不足が原因であったとは考えていない。
少しでも早く運営状況を改善するためには、既に世代間交流の促進を図るための事業を3施設と連携して行っており、図書館や児童センターを順調に運営している指定管理者に館長業務を任せることが現実的に合理的であると判断した。
(意見)複合化したことで起こった問題。単独館ならこれまでどおり地域と連携した公民館運営ができていた。他の公民館の施設更新時には今回の教訓を生かすべき。