(問)吹田市内には89か所の事業所が存在をしている。保護者にとってはなくてはならないもので、こどもには居場所。
障害福祉サービスの報酬改定が行われてきたとのだが、職員の配置はこども10人に対して2人の職員配置。職員の資格要件も曖昧。強度行動障害の場合、この職員配置では受入れには無理があり、決して報酬改定が行われてきたと言える状況ではない。放課後からの利用が主ですから、そもそも日額報酬という報酬体系がなじまない。サービスの支給決定は市が行い、サービス受給書を発行をしているので、障害の種別や状況が分かる。障害種別など受入れによって職員体制への補助制度の創設について、真剣に検討するべきではないか。
(答:児童部長)加配職員や障がい種別の受入れ状況による補助制度については、市独自の補助制度の創設は予定していない。今年4月の障害福祉サービスの報酬改定に向けた国の検討会で、強度行動障害を有する児童等、支援ニーズの高い児童への支援について、専門人材を配置して支援を行う場合の支援加算の評価見直しが検討されている。必要に応じて事業所との情報共有を行っていきたい。
(問)サービス支給決定は子育て政策室、運営に関しての指導は福祉指導監査室、事業者連絡会の窓口はこども発達支援センター、それぞれ所管が違うため、行政の関わり方、責任の持ち方が曖昧になっている。こどもの命を守り成長を保障するために、国の報酬改定を待ちでなく、市独自の支援策の検討のため、事業所へ巡回等が必要ではないか。
(答:児童部長)所管事務で部署は違うが連携会議等で共有している。事業所へのアウトリーチ支援は2024年度から全事業所を対象に巡回等行い、今後の支援に役立てていきたい。
■公園のトイレの整備について
(問)更新された吹田市公園便所基本計画は、男子トイレ多目的という小タイプの設定は設置場所の問題があり、その仕様は更新の際に見直したのか。計画には、現況調査と報告があり、プライバシーのないトイレとなっている末広公園は「全体的」となっている。更新計画の具体化を求める。防犯対策とあわせて、防災の機能を備えるなどの具体的な計画はどうなっているのか。
(答:土木部長)広場の確保や公園面積などによる設置スペースに制約のある公園を対象に、小タイプとし、現状においては従来の仕様を継承している。今後の更新は、トイレだけではなく、全ての公園施設を含めた再整備の優先順位を検討しており、バリアフリーや施設老朽化など多様な視点から総合的な評価を行い、実行計画を今年度中をめどに策定し、計画に沿って進めていく。避難地指定されている公園トイレでは、ソーラー照明等の防災機能の整備するが、その他の公園にも防災機能の付加の検討し、計画的に整備に取り組んでいく。
■高城児童会館のリニューアルについて
(問)18歳までの時間外の利用、指定管理者の導入、一時預かりや不登校の居場所などについて機能も強化するとのことだが、時間外の開館や指定管理者制度の導入など、運営委員会など地域との関わりなど不安な声がある。地域からの要望で、建て替え計画が策定された経過も踏まえ丁寧な説明が必要ではないか
(答:児童部長)施設の老朽化が進み、地域からの移転整備及び広場の設置の要望などを踏まえ、現在、市営日の出住宅跡地への移転整備の取組を進めている。移転後は、不登校など喫緊の課題に対応し、多くのこどもの居場所を確保し、利用対象児童の18歳までの拡大、20時までの開館など、機能強化し、安定的な運営を図るため、指定管理者制度の導入を予定。 指定管理者による運営に当たっては、地域の意見を聞く仕組みの導入に向け検討する。
※その他、①公共施設への防衛省のポスター張り出しについて、②放課後キッズスクエアについて、③横断歩道へ、視覚障がいの方も歩きやすいようにエスコートゾーンの設置について、質問しました。