新年度予算が可決 公立保育所民営化のための条例は撤回 | 2014.4月 市議会報告 105号より |
3月議会
「子育てするなら吹田」を守る
3月4日から4月1日まで3月定例会が開かれました。玉井みき子議員が代表質問を行い、他の5人が一般質問を行いました。
2014年度予算は自民党、公明党、市民自治、日本共産党が賛成し成立しました(民主党は退席と反対に分離)。
日本共産党は、当初市長提案予算に対し「公立保育所民営化計画の撤回、国保料引き下げのための一般会計繰入の増額、福祉バスの代替策検討のための調査費用計上」の予算組み替え動議※の提出を予定していましたが、市長が組み替え要求の一部である公立保育所の民営化関連予算は5月議会で削除すると表明し、民営化選定委員会設置条例を撤回したため、組み替え動議は提出せず、予算に賛成しました。その際、事業見直しで削減した事業などの課題は残っており、今後は市民や議会の意見を聞くよう強く求めました。また、「グリーンニューディール基金事業」に関する100条委員会報告書が出され、全会一致で議決されました。「今後、市長は市民に疑惑を招くことのないようにするべきだ」「太陽光パネル設置工事の市場価格との差額を賠償するのか」と各会派から厳しい意見が出ました。日本共産党が提案した「井上市長に対する問責決議」が可決されました。問責決議が可決されるのは昨年12月議会に続き2回目。吹田新選会が提出した「不信任決議案」は退席者が多数となり、定足数を満たさなかったため採決に至りませんでした。
※組み替え動議とは
市長が提案した予算について、議員が概括的に修正を求める動議(議案)のこと。組み替え動議が可決されても法的拘束力はないが、応じなければ予算を否決される可能性がある。組み替え動議に賛成した議員は、市長により修正・再提案された予算に賛成することになる。