市議会報告

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12月議会本会議、委員会の質問から 2015.2月
市議会報告 108号より

倉沢さとし議員



計画的まちづくりを
大渋滞が予想されるエキスポ

万博開発では交通問題は未解決。山田駅前開発では街づくり協議会がつくられて駅へのルートや、コンビニの色規制などの成果がある。開発以後の交通問題対策で、住民、事業者、行政が同じテーブルで相談できる場をつくるべきだ。

答弁:まち産業活性部長 民間開発なので、これまでのような街づくり協議会はできない。

2つの施設は秋に開業する。交通問題が未解決ならば「交通問題懇談会」をつくるべきでは。

答弁:まち産業活性部長 交通問題の苦情は、吹田市が事業者、関係機関に伝える。

集会所売却問題

財政がきびしいことを理由に図書館、コミバスなど計画的なまちづくりが止まっている。井上市長は、吹田市第3次総合計画で計画的まちづくりをすべきだ。大阪府はカジノ、リニア中心の巨大開発優先だ。大阪の成長戦略を吹田市に押し付けるのか。維新の党の橋下市長と考えは同じか。

答弁:行政経営部長 将来にわたり安心できるよう、限られた資源の最適活用をはかる。

答弁:井上市長 橋下市長と考えは同じだ。

西山田地区集会所など市民の財産を切り売りするな。修繕や改良で、ものを大切に使う時代だ。西山田集会所は地域コミュニティの拠点。地域の声を聞くべきだ。

答弁:行政経営部長 市役所内部で検討する。

質問を終えて

井上市政は市民の声を聞きません。自分の主張を繰り返すだけです。民意をキチンと尊重する市政へ。反維新の流れを大きくすることが必要だと思いました。


村口はじめ議員



職員給与の引き下げ提案に対して

初任給も引き下げ、高卒で14万1000円、大卒で17万2200円とする提案だが、北摂7市が同じ初任給であるのに吹田だけ突出して引き下げると有能な人材が集められなくなる懸念がある。またすでに新規採用が決まった段階での引き下げ通知は信義上問題があるのではないか。
吹田は給与が高いと言われるが、高いのは一部の管理職だけで、ヒラの職員ではむしろ低い。その低いヒラの職員給与を引き下げるのは問題ではないか。

部長答弁:他の北摂市にならうつもりはない。吹田は「ワタリ」を廃止する改定で現行の給与体系になっている。ご理解願いたい。

《委員会の審議結果は、労使間で誠実に話し合うべきとの判断で継続審議となりました。》


竹村博之議員



子どもの貧困を改善し、負の連鎖を断つ努力を

子どもの貧困率が過去最悪。子どもの貧困を克服し、負の連鎖を断つため、中学校給食を就学援助の対象にするとともに、就学援助制度の所得制限の緩和や適用範囲の拡大を図るべき。少人数学級を拡充し教育環境を整備せよ。

答弁:財源確保の問題もあり、引き続き他市の動向を注視したい。少人数学級については国、府の動向を注視し、教育環境整備に努める。

市民スポーツの振興、改悪した施設利用の減免制度を元に戻せ

体育館等の施設利用料の値上げや、障がい者や高齢者の減免制度の改悪は市民への影響が大きい。元の制度に戻すべき。

答弁:減免利用者の動向や要望を踏まえ、65歳以上を減免対象にするよう検討する。


塩見みゆき議員



狭くて危ない道路(千里丘朝日が丘線)の安全対策を

議員団で実施した市民アンケートに寄せられた地域要望の中で、最も多かったのが、千里丘朝日が丘線(千里丘地域の部分は長野西から府道大阪京都線につながるところまで)の拡幅、歩道整備等である。都市計画道路であり、特に府道大阪京都線やJR千里丘駅につながる部分が最も危険であり、対策を急がなければならないと考える。市の所見を尋ねる。

答弁:この区間を利用する歩行者と自転車及び車両の通行量が増加し、渋滞や安全性の低下が顕著な状況であり、安全性向上の対策を早期に行う必要を十分に認識している。今後は抜本的な対策を行うために、該当区域の状況調査を行い、道路構造の検討を進める予定である。


柿原まき議員



桃山台駅のロータリー側バリアフリー化を

ロータリー側の階段は、現在タウン管理財団の所有地にあり、吹田市がエレベーターを設置できるものではない。この間、吹田市としては財団とどのようにエレベーター設置に向け協議されてきたのか。また、今後の見通しは?

答弁:現在タウン管理財団に対し用地の提供をお願いしているところだが、財団の中期計画では売却予定地であり協議は難航している。引き続き協議を進めていく。

2015年1月、そろり府議と柿原市議がタウン管理財団にエレベーター設置の要請を行ったところ、市の担当者と引き続き協議を行っており、課題の解消にむけて双方前向きに検討しているという旨の返答がありました。


玉井みき子議員



JR吹田駅前の自転車地下道にバイコレーターの設置を

議員団で行っているアンケートにも、要望として寄せられた。現地で自転車を押しながら上がってきた人からも「何とかなりませんか」という声を何度も聞いた。自転車のバイコレーターの設置について具体的な検討が必要ではないか?

答弁:バリアフリーの観点からも考え検討していきたい。

朝のラッシュ時は(8時〜8時半)15分間で400台。高齢者の方やこどもをのせた方は、スロープを登るのが大変です。


上垣優子議員



北千里の公共施設について

駅周辺活性化検討事業について、アンケートや意見交換会では北千里地域での公共施設の整備が進まないことへの不満がたくさん出されている。従来、市自身が認めてきた、公民館、図書館、コミュニティ施設、児童館、北千里小メモリアルホールの5つの公共施設整備について、必要であるとの考え方は変わっていないか。今後の整備の見通しはどうか。

答弁:これらの施設整備が必要であるとの認識は変わらない。千里北地区センタ―全体の整備なども視野に入れ、進めていく。

公契約条例を制定せよ!

吹田市では民間も公務も非正規労働者が4割を超えている。市は委託や指定管理者制度の導入をすすめ、間接的に雇う労働者を増やしてきた。委託先労働者の労働条件を整えるためにも公契約条例を制定せよ。

答弁:法的問題があり、国に法制化を要望している。

法的課題は解決済みだ。かつて業者による最賃法違反が起こっていたことを市が知らなかったのは大きな問題。現在の委託先の労働者に対し業者に法律を守らせるのは市の責任。具体的な対応を行え。

答弁:委託労働者への最低賃金等の周知について、それぞれの契約担当所管と検討する。


山根たけと議員



一人暮らしの高齢者や体が不自由な高齢者の見守りについて

「福祉計画」の実態調査や地区福祉委員会でも重要課題として上がっている。しかし井上市政は維新プロジェクトのもと、この必要性に逆行するかのように高齢者に対する施策を冷たく削り取ってきた。見守り活動を充実するためにも吹田市でおこなわれている高齢者へのごみ収集事業「安心サポート収集」の登録要件を要支援1・2の方にも拡充するなど事業内容の充実を図るべき。

答弁:環境部事業課では現状以上の対応は難しい。気になることがあれば地域包括支援センター等と連携し対応している。

本来は福祉の事業であり、福祉保健部も協力し拡充を求める。

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