7月議会本会議の質問から | 2015.9月 市議会報告 110号より |
竹村 博之議員(代表質問)
今年は戦後70年の節目の年である。吹田市は1983年に「非核平和都市宣言」をしており平和首長会議にも参加している。憲法と平和、地方自治に関する市長の見解をきく。
答弁:憲法は国民の権利を守るための最高法規。憲法の精神を尊重し、市民一人ひとりの人権が尊重され、豊かさに満ちたくらしを守ることを是として市政運営にあたる。「非核平和都市宣言」は憲法前文の「恒久平和」を願う思いに沿ったもので、国民の総意だと認識している。
あったかい、おいしい中学校給食を大阪府下では、今後の予定も含め自校調理方式をとる自治体が10、親子方式が2、給食センター方式が12、デリバリー方式が17となっている。全員喫食が29自治体、選択制は1 2自治体。教育委員会は、より良い中学校給食はどうあるべきか再度検討するといっている。わが党は、食育の観点から自校方式で全員喫食がベストだと考えるがどうか。
答弁:教育委員会内で中学校給食検討会議を立ち上げた。学校ごとの喫食率や府内の状況、昨年度実施した中学校給食に関する調査から、現状の問題点を検証し、喫食率を上げるにはどうすればよいかなどを検討している。 選択制のデリバリー方式は、子どもたちの要望も聞いた上で多様な家庭環境に対応した方式であると考えている。しかし今後子どもたちにとって何が一番よいのかという視点に立ち、検討していく。
倉沢さとし議員(個人質問)
開業を控えたエキスポランド跡地大型商業施設と市立吹田サッカースタジアムの交通問題で、本会議で提起してきた課題について前進面はあるのか。
答弁:進歩橋のレーン改良工事、万博公園南交差点の右折レーン工事、万国橋ルート工事は完了予定。公共交通利用促進策は協議中。関係者連絡会で情報を収集していく。
塩見みゆき議員(個人質問)
事業見直しで福祉バスが廃止されたうえ、阪急バスの減便により、高齢者・障がい者の方の移動が困難になっている。施政方針に「タクシーを活用した新たな移動支援システムの導入」とあるが、具体的な内容についてきく。
答弁:先行事例も参考にしながら対象者数や必要な支援等について調査し、運用方法の検討を進める中で、実施時期を見定めていく。
柿原 まき議員(個人質問)
市道佐竹千里山駅線の拡幅工事が11年間ストップしている。特に教会の前が狭くなっており歩行者や自転車、車も通るため危険。市はこの状況をどう認識しているか?拡幅工事の再開を急ぐべき。
答弁:以前から安全対策の必要性を認識している。年次的な整備工事の実施計画を策定している。残りの210メートルの区間については、急な崖地で多額の費用を要するため、財源確保に努めていく。
玉井みき子議員(個人質問)
屋根のない駐輪場がある。利用料金があがるという問題もあるが、「帰ってきたときに、せめて雨に濡れていない自転車で…」という声がある。古くなっている駐輪場の改善も検討を。また、「満車」で必要数の足りていない所もある。それぞれ改善策を示せ。
答弁:屋根の無い所については条件が整えば設置は検討したい。満車になっているのは10か所。利活用できる用地が確保できれば検討したい。
山根たけと議員(個人質問)
前市長は、地方自治体の役割を無視し福祉の削減を行ったため市民の信用を失った。非民主的に進められた「維新プロジェクト」を白紙に戻すことが、市民の期待に応えること。市長は、保護者の思いをどうくみ取っていくのか。
答弁:前市政で財政面でのみ削減されてきた事業は、その是非の見直しを進めている。南保育園については、ご意見ご不安をしっかり把握し、民ではできない結果が出れば新たな方策を考えていく。
上垣 優子議員(個人質問)
旧北千里小の跡地問題は、住民と前市長との間にできた深い溝が埋まらずに4年間が過ぎた。駅前の跡地は荒れ地になり「もったいない」が住民の一致した心情だ。新市政は従来の跡地売却方針をやめ、市民のために活用するべきと考えるがどうか。
答弁:関係する部において、北千里地区の将来ビジョンを策定したうえ、市の 果たすべき役割を見極めて最も効果的な活用方法を検討する。