9月議会本会議の質問から | 2015.11月 市議会報告 111号より |
塩見みゆき議員(代表質問)
吹田市は人口が増え続けてきたが、交通利便性だけでなく、早くから乳幼児医療費助成、きめ細やかな健診、障害の早期発見、早期療育、地域子育て支援センター設置、学童保育が各学校にあるなど優れた子育て支援により勤労世帯に選ばれ、発展してきた。国は「地方創生」と言うが、少子化対策は小手先ではだめ。
答弁:人口減少時代に、吹田市の人口が微増し続けているのは、立地に恵まれているだけでなく優れた子育て支援・福祉施策や豊かな緑、完備された道路、良好な住環境など先人たちが築き上げてきた総合的なまちづくりによるもの。これらの魅力をより磨き上げ、新たな強みを見出し伸ばすことによりまちの活性化をめざす。
倉沢さとし議員(個人質問)
これから大量に更新時期を迎える公共施設。利用する市民の生活があり、強引な統廃合はまちづくりに大きな禍根を残す。市民不在の公共施設最適化計画はありえない。
答弁:一方的に行政が決定すべきことではない。社会情勢の変化、財政状況、市民ニーズなど共有し、複数のアイデアを示して、皆様と検討する必要がある。
竹村 博之議員(個人質問)
住宅リフォーム助成制度は昨年7月時点で628自治体が行っている。 地域経済の活性化と市内中小企業支援の具体化として、前向きに検討を。
答弁:地域経済活性化の観点で取り組む自治体は承知している。多額の財源が必要で困難な状況だが、活用可能な交付金等が示された場合は、制度実施について関係部局と協議したい。
柿原 まき議員(個人質問)
南千里と中の島市民プールを来年3月末に廃止する計画に対し約800通の意見が寄せられたとのこと。しっかりと市の判断に活かすよう求める。なぜ今廃止なのか。
答弁:すべてのスポーツ施設で老朽化が進み、安全性や市民ニーズ、費用対効果など、以前から検討してきた。利用者が半減し、大規模な改修が必要であるため提案した。
玉井みき子議員(個人質問)
要介護の高齢者の二次障害予防や、病気にならないためのからだづくりに優れた効果を発揮している。削減→廃止となった事業だが、介護予防事業として再構築されてはどうか。
答弁:新しい地域支援事業の多様な担い手の一つとして関係団体と意見交換し、どのような事業ができるか、提案してもらいながら研究したい。
上垣 優子議員(個人質問)
新制度が始まり、これまでの学童保育や、児童館、民間の事業などの蓄積から、今後の放課後対策はどうあるべきかトータルデザインしていく時期ではないか。
答弁:市民ニーズは多様であり、市長部局と教育委員会は組織としての壁があるがトータルな子どもの見守りできないか、各部で横串を指して検討しているところ。
山根たけと議員(個人質問)
市長は「適度な運動を続けて健康を維持することを目的に体育指導員の知識、経験を生かしていく」と表明している。 体育指導員の採用を再開するべきではないか。
答弁:体育指導員と保健師による運動と保健の知識を併せ持つチームを編成する。新たな取り組みを継続していく上で人員配置の必要性が生じれば、関係部局と協議する。