市議会報告

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水道料金改定
市民代表である議会の審議を受け市は値上げ幅を縮小
2016.2月
市議会報告 112号より

12月議会
 12月定例議会は、市長が提案した一般会計補正予算ほかすべての議案を可決しました。現在総合福祉会館に仮移転している休日急病診療所の本格移転先について、青山台にあるマクドナルドハウス(国立循環器病センターが移転するため、同ハウスも移転予定)を買い取る方針が示されました。
 また、やすらぎ苑の火葬料(大人)については、7500円から1万円に値上げが提案されましたが、委員会審議を受けて9000円に修正提案されました。また、事務分掌条例が改正され、4月1日から市役所の部・室・課の組織の一部が変更されます(一例:子ども部→児童部)。その他、体育館や浜屋敷などの指定管理者も決定しました。

 吹田市は、かつて全国でも有数の「住みやすいまち」と評価されたことがありますが、その理由の一つが水道料金をはじめとした公共料金の安さです。
 ところが、水道管や浄水所などの施設は昭和30年代に建設したものが多く、老朽化が進むとともに耐震化も必要です。今回、吹田市は改修工事費用を確保するため、水道料金・加入金の値上げ・料金体系の変更と、役割を終えたとして開発負担金の廃止を提案しました。

Q これまで毎年黒字で、購入している府営水道料金も引き下げられた。この間市民の暮らしは、小麦粉など生活必需品の値上げなどでさらに厳しくなっている。なぜ今値上げなのか?
A 1997年以後、2013年度までは黒字経営に努め、建設改良工事のため積み立ててきたが、2015年度末には運転資金が約20億円に減少する見込み。健全運営のため毎年10億円は必要だが、水需要の減少が激しく収入の落ち込みが見込まれる中、料金値上げの提案に至った。

 建設委員会での審議をうけ、水道部は計画期間を3年に見直すとともに、料金値上げ幅を10%に抑え、加入金を引き上げる修正案を提案しました。大阪維新の会・新選会らを除く賛成多数で可決されました。加入者のもっとも多い口径20mm使用水量20m3では、大阪府下で安い方から数えて1位から3位となり今後も安い料金体系を維持することになります。

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