12月議会本会議の質問から | 2016.2月 市議会報告 112号より |
柿原 まき議員(代表質問)
市長就任後約半年が経過した。市政運営を振り返り、自己採点するとしたら何点か。
市長答弁:この半年は、まともに市政を運営するまでの準備調整期間だった。この期間を評価するとしたら、甘めの評価だが合格点ギリギリ。不足していると感じていることは、公約に掲げたこと、改革により得られる効果を、市民に十分に説明する時間が得られていないことなどがある。
選挙前に掲げた重点項目には「重要案件は結論を出す前に市民との対話の場を設け現場の意見をお聴きします」「議会には、対話を基調に誠意を持って対応し、信頼関係を構築します」とあるが十分に実行できていないのでは。
市長答弁:市民の生の声を直接聞き、問題の本質を知り決断することが必要。市民、議会との対話の機会が十分確保できているとは思っていない。新たな体制での重要な課題と位置付け実行していきたい。
塩見みゆき議員(個人質問)
東京都渋谷区では、「男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」を制定。関係を証明する証明書を発行し、家族として認められるなど具体的な権利や利益が得られるようになった。吹田でも条例の制定含め性的少数者への支援の検討を始めよ。
答弁:先行自治体の研究も行いながら、性的少数者の方々に対して、合理的配慮や必要な支援が行えるように取り組んでいく。
竹村 博之議員(個人質問)
(仮称)吹田円山町開発事業の今後の手続きとスケジュールを示せ。工事車両の通行する道路の抜本的な安全対策が必要。
答弁:環境まちづくり影響評価条例に基づき住民との意見交換会、本市の審査会を開催。市長の審査書を事業者に示し、適切な環境への影響評価の実施を促していく。審査会の議論をふまえ、必要な対応を求める。
倉沢さとし議員(個人質問)
開発により自転車駐輪場、バリアフリー化、駅前整備が遅れている。交通渋滞対策など環境アセスメント条例による事後検証をすべきだ。
答弁:公共交通の利用促進をひきつづきはかる。ガンバの試合当日は救急車を会場に特別配置した。今は、救急出動に支障は出ていないが今後も注視していく。事後検証は半年から1年でおこなう。
玉井みき子議員(個人質問)
岸部南3丁目の大日本インキの跡地に大型物流倉庫建設が計画されている。渋滞もひどく、学校の通学路は歩道が未整備であり、市として交通・環境対策は責任を持つべきではないか?
答弁:防音対策や排ガス対策など「環境まちづくりガイドライン」に基づき協議している。学校の通学路であることは認識している。不安が解消できるように、今後も開発事業者などと協議していく。
上垣 優子議員(個人質問)
マイナンバー制度の見切り発車は大きな問題。視覚障害のある方などから、さまざまな相談が寄せられている。諸事情により番号通知をうけとれない市民にはどのような不利益があるか。また、会社に番号提出を求められた場合、必ず提出しなければならないか。
答弁:ただちに不利益をこうむることはない。事業主は個人番号の収集に努めなければならないとされているが、罰則は現時点ではない。
山根たけと議員(個人質問)
文部科学省や大阪府教委の35人以下学級編成に係る調査でも「学力の向上」「授業態度や生活態度のおちつき」などの効果がみられ、少人数学級の導入は最低限必要な教育条件の整備となっている。独自で少人数学級拡充を進めている自治体もあり、少人数学級促進事業は復活させるべき。
答弁:高い教育効果が得られると認識しており国に対して早期実現を要望するとともに、一人でも多くの目と心で子どもたちを見守り育む教育環境の整備に努めていく。