【3月議会】アベノミクスの失敗 貧困と格差がひろがり… 市民の暮らしに寄り添う 2016年度 吹田市予算が成立 |
2016.4月 市議会報告 113号より |
実質賃金は2012 年381.2 万円から2015 年360.2 万円に下がり、正規雇用は48万人減少する一方、非正規雇用が169万人増加しています。また子育て世帯の13.8%は生活保護基準以下で暮らしており、そのうち大阪府は21.8%と際立って高くなっています(2012 年・山形大学戸室准教授試算による)。3月1日から25日まで開かれた3月定例会では、玉井みき子議員が代表質問を行い、「市民の暮らしを本気で支え、吹田の良さである福祉や子育て支援の充実を」と後藤市長に迫りました。
日本共産党は、後藤市政誕生後初めての本格予算について、市民福祉に関する多くの事業が提案されていることを評価し賛成しました。同時に、@維新流政治の特徴である公立保育園(南・吹田・藤白台)の民営化などはやめることA「維新プロジェクト」による「事業見直し」により廃止・縮小された事業の再構築が不十分であることを指摘し改善を求めました。その他にも、交通不便地域のコミュニティバス運行や全員喫食をめざして親子方式による中学校給食などの実施を求めました。