市議会報告

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5月議会 質問と新しい役職を紹介します 2016.7月
市議会報告 114号より


上垣 優子 議員(代表質問)

縮小された市独自の困窮者対策の再構築を

質問:市でも生活保護世帯が年々増加、高齢者世帯の占める割合が高い。「生活困窮者自立支援センター」にも570件の相談が寄せられたとのこと。いつだれが貧困に追い込まれるかわからない市民のくらしの実態だ。廃止された歳末見舞金など生活困窮者にむけた制度を、再構築の方向で見直すべきだがどうか。

答弁:あらゆる世代において思いもよらない理由で突如、貧困に陥る可能性がある。生活保護にいたる前の困窮状態にあり、制度のはざまに置かれてきた方に対し、生活困窮者自立支援法に基づく施策を進め、就労支援による生活再建や自立支援を重視する施策を実施していく。

待機児解消し市の責任で今すぐできることを

質問:アクションプランには10月までの緊急策が示されていない。わが党は廃止された北千里病後児保育室等を活用し期間を決めて待機児対策保育をおこなうなど具体的な提案をおこなった。保育士確保策についても市独自の予算化をもとめるがどうか。

答弁:深刻な待機児童数に少しでも対応するため、6月1日から期間限定で北千里保育園の旧病後児保育室を活用することとした。保育士の確保策については、「保育士確保のための担当職員の配置」も含め効果的な方法を検討していく。


▲北千里保育園の旧病後児保育室

その他に ●市の防災対策を再点検すべき ●市の雇用対策について ●さんくす3番館への事務室移転部局の決定について 等質問しました。


倉沢さとし 議員(個人質問)

エキスポ地区の渋滞問題 バリアフリー化を

質問:ロハスフェスタなどイベント時、サッカー試合日に万博外周道路が大混雑する。試合終了後のバス、モノレールは50分待ち。7月には大観覧車が完成し、より混雑が予想される。岸部駅からのバスルートの開設を提案する。モノレール駅から障害者のための安全な誘導ルートがないので改善を。

答弁:Jリーグ試合と公園のイベントが重ならないように調整している。送迎用マイカーの停車は危険なので注意喚起する。渋滞緩和にひきつづき取り組む。バリアフリーは公園東口駅からスタジアムへのルートを案内している。


竹村 博之 議員(個人質問)

全ての小学校で学童農園の実施を

質問:地球温暖化防止など環境保全から農地はかけがえのない存在、農業関係者へのきめ細やかな支援を求める。市民農園の現状と取り組み。学童農園は、貴重な農業体験であり食育の一貫。今年度は小学校19校での実施だが、すべての小学校で取り組むべき。

答弁:市民農園は現在21農園が開設、のべ845人が利用。補助金を交付し公募により管理運営支援を行っている。学童農園は、実施していない学校で校内ミニ水田やバケツ稲を活用し取り組んでいる。


塩見みゆき 議員(個人質問)

早期発見・治療につながるがん検診の負担を軽減せよ

質問:維新市政時代にがん(胃・肺・大腸・乳・子宮)検診の自己負担額が大幅に引き上げられた。北摂7市で比べても、箕面市、高槻市は全てのがん検診を無料で実施。池田市以外は本市より安い自己負担額である。無料が望ましいが、せめて自己負担額引き上げ前に戻すべき。

答弁:自己負担額を元に戻すことは現時点では考えていないが、個別案内を拡充するなど受診率向上に様々な取り組みを検討する。


柿原 まき 議員(個人質問)

北大阪健康医療都市(健都)の成果は市民全体に還元を

質問:健都には医療クラスターがつくられる。「健康関連の成長産業を創出・強化し世界有数の拠点をつくる」という国際戦略総合特区としてだけでなく、住民の暮らしにどう反映されるのかが大事ではないか。

答弁:国立循環器病研究センターや健康増進公園、ウェルネス住宅などが立地し連携することで健都ならではの取り組みが展開され、健康寿命の延伸につながる。得られた成果を他の地域での取り組みにいかすことで還元していきたい。


玉井みき子 議員(個人質問)

吹田駅前自転車地下道にバイコレーターの設置を

質問:JR吹田駅北口から東口にかけての自転車地下道は通行量が多く、高齢者や子育て世代など電動自転車利用者には、一部、勾配もきつく苦労している状況がある。バイコレーター(自転車用のエスカレーター)の設置に向けての検討状況は?

答弁:利用しやすくするための有効な解決策。設置に向けて財源確保に努める。


山根たけと 議員(個人質問)

中の島市民プール跡地と公園全体の活用策は
子ども意見の反映を

質問:子どもたちが親しんできた施設であり、他市でも行っている「子ども議会」を開催し、「プール跡地と公園全体の活用について」を議題とし子ども達の意見を具体に反映させてはどうか。18歳選挙権も始まり政治や行政の仕組みを学ぶ有権者教育の良い機会ともなる。

答弁:身近な題材を取上げ、意見を市政に反映させることで政治のしくみの理解や興味関心を持ち、社会の一員としての自覚を深めることができ意義あるものと考えている。今後は、子どもたちの意見を聞くことも含めスポーツ施設の整備等、施策を進めていく。

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