柿原まき [代表質問]
温暖化・気候危機打開のとりくみ強化を
質問:COP26では産業革命前と比べ1.5度以内に抑える努力が合意された。市は2028年の温室効果ガスの削減目標を2013年比50%としているが現状はどうか。共同住宅が多い吹田市の特徴を踏まえどうしていくのか。
答弁(環境部長):2018年度の実績は32.7%減だった。再エネ比率の高い電力の切り替えは集合住宅にお住まいでも可能であり、積極的に推進する。省エネ機器の買い替えは大きな削減効果が見込まれるので更に啓発する。
子どもの人権を尊重した制服や校則を
質問:他市では中学校の女子の制服の標準をスラックスにし、女子の4割が選択している事例もあり、制服のあり方を生徒とともに検討すべきである。また、ツーブロック禁止など不合理な校則はないか、学校の当たり前を見直しアップデートすべきではないか。
答弁(教育長):学校は基礎的な学力を身に着けるとともに、多様な個性、価値観を認め合い人権感覚を培う場である。校則や制服についても、社会通念の変化に即し、子どもたちの人権を尊重した内容であるべきと考える。
その他に、コロナ禍を経た市政のあり方や官公需発注の拡大、学校給食の無償化などについて質問しました。
ますだ洋平 [個人質問]
コロナ第6波へ「命」最優先の備えを
質問:高齢者施設の簡易陰圧室装置の設置経費の全額補助が提案されているが、感染した入居者を施設で療養させるものにならないか。
答弁(福祉部長):陽性者が発生した場合、速やかに医療機関において療養するものと考えている。
質問:大阪府は、コロナ患者を受け入れる急性期病床を229床削減した。高齢者施設で感染した入居者は、原則入院はできるのか。
答弁(健康医療部長):大阪府より、原則入院または宿泊療養との方針が示されており、速やかに入院や療養先の調整を行う。
村口くみ子 [個人質問]
JR吹田駅北口の喫煙所を密閉型にせよ
質問:決算常任委員会総括質疑で、市長より、受動喫煙やポイ捨て等の解決の為、JR岸部駅に密閉型喫煙所設置の具体化を進めると答弁があった。JR吹田駅北口喫煙所を巡り、2021年2月に600人を超える署名と共に、受動喫煙の被害のない施設へ改善を求める陳情書が出された。ここの解決を図っていくべきと考えるがどうか。
答弁(環境部長) :環境美化推進重点地区及び路上喫煙禁止地区に設置している既存の喫煙所も、密閉型喫煙所に順次改良するよう検討している。
竹村博之 [個人質問]
千里山・春日地域の公共交通不便解消について
質問:2月からコミュニティバスの試験運行がはじまる。住民参加の事業推進のために地域の全てに情報を届ける工夫、また停留所間の距離と高低差をより少なくすることやルートの改善を粘り強くすすめていただきたい。
答弁(土木部長):情報発信として自治会等へのチラシの配布、駅・公共施設等へのポスター掲示と利用案内の配架、市報すいた掲載を予定。関係者と協議をすすめるとともに、地域公共交通会議での意見を踏まえ検討していく。
塩見みゆき [個人質問]
通学路の安全対策を
質問:徳洲会病院南側において戸建て住宅の建設が行われている。その際整備された道路は、幹線道路への出入り口部分の幅員が4.35mであり、傾斜のあるカーブとなっている。ガードレールなど物理的な車歩分離もなく、今後、通行車両が増えると危険である。通学路であり、地元自治会や小学校PTA等から警察に要望書が提出された。安全対策について市の所見を聞く。
答弁(土木部長):引き続き、警察と協議しながら、さらなる交通安全対策の検討を進める。
山根たけと [個人質問]
学童保育の民間委託は見直し公的責任はたせ
質問:指導員不足解消を理由にさらに民間委託するとしている吹二小は、難聴等の障害児童のセンター校に指定されており、当該学童の保護者からは危惧する声が出ている。学童保育も含め子ども達への教育や支援を公の責任で果していくという見識が問われている。
答弁(教育長):これまでも、学校と学童保育は民間委託となった育成室も含めて連携をしてきた。引き続き、子ども達が明日も学校に行きたいと思える教育を実現するため環境整備に努めていく。
玉井みき子 [個人質問]
安全で安心の中学校給食の実施となるよう求める
質問:中学校給食について「摂津市と共同運用」を検討しているとのことだが、そもそも献立のたて方や食育に対するスタンスが違うなども含め検討しているのか。
答弁(学校教育): 全員喫食に向けて両市の担当間で共同運用の可能性や食育などについて検討を重ねている。
意見:共同ありき、センター方式ありきでなく安全な食材の使用、地産地消の取り組み、添加物を使わず、加工品に頼らないなど、これまでのことがいかされるように求める。