市議会報告

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11月定例会の質問から 2023.2
市議会報告 139号より

竹村博之 [代表質問]

学校給食費無償化の継続を求める

質問:我が党が要求してきた小学校給食費無償化と中学校給食費半額補助が2年連続で実施され、保護者のみなさんに大変喜ばれている。コロナ禍の影響や物価高騰で、子育て世帯の家計をさらに圧迫している。全国で無償化した自治体はこの5年間で3倍化している。特に多子世帯の負担軽減は急務であり、来年度以降も継続すべきと考える。

答弁(教育長):物価高騰が続く中、どのようなことが出来るか検討が必要である。今後、学校給食費の在り方について、市長部局とも協議していく。

加齢性難聴者への補聴器購入助成制度の導入を

質問:加齢による聴力の低下は誰にでも起こりうることであり、進行すると高齢者の社会生活に支障をきたし、また認知症の危険因子とも指摘されている。補聴器の購入費は平均で約27万円と高額であり、全国で補聴器購入の助成制度が広がっている。これまで繰り返し求めてきたように、本市でも制度導入を検討すべきではないか。

答弁(福祉部長):高齢者が補聴器を利用するにあたっては、補聴器相談医等のサポートを受けながら装用を継続することが重要である。装用に関するエビデンス(根拠)や他市事例の情報を収集し、効果的な取り組みを検討していく。


塩見みゆき [個人質問]

コロナ感染者に対応した介護・障害福祉職員に手当の支給を

質問:介護・障害福祉施設でコロナに感染した利用者の療養を担う場合、対応した職員に対し医療従事者のような手当がない。市独自の手当支給について聞く。

答弁(福祉部長):手当は療養掛かり増し経費補助制度の対象経費となる。今後も介護者及び事業者への支援策は検討する。

質問:療養のための職員体制を整えることに大変苦労されている。そもそも介護や障害福祉の職場は脆弱な職員体制である。人材確保と働き続けられるような効果的な支援策を示せ。

答弁(副市長):人材確保と定着については重要であると認識している。多角的な視点で支援策を検討する。


柿原まき [個人質問]

北千里駅前再開発市民意見の反映を

質問:北千里駅前も該当する「容積率300%以上の商業地域の高さは45メートル」という規定が昨年4月に見直された。「地区センター再開発に関しては数値目標を設けない」との例外が追加されたが、見直し前のアンケートではこのことに対する設問がなかった。なぜ意見をきかなかったのか。

答弁(都市計画部長):国立循環器病研究センターの移転に合わせ、同指針において個別に認める例外を廃止し、関係法令等との整合を図るとの変更の方針を示した。個別の施設の是非を問うものではない。


玉井みき子 [個人質問]

支援学級のあり方は、こどもたちの学ぶ環境の保障を最優先に

質問:小1の保護者は「支援学級に在籍しスタート。先生たちと話し合いながらと思ってたのに、説明では『2024年度にスタート』といわれても不安しかない」とのこと。整備も具体策もこれからで、こどもたちの等しく学ぶ権利は守られるのか。

答弁(教育監):市として通知を受けた時から対応には時間がかかると判断し、令和5年からの変更は見送った。国や府からの通知を踏まえ、児童がともに成長できる環境づくりに努めていく。

意見:こどもたちの教育の機会の均等が保障がされるのかどうか不透明なことは、進めるべきではない。教育委員会議で、保護者からの不安な声や国連からの勧告も踏まえた議論を求める。


山根たけと [代表質問]

吹一地区公民館の移転建替え住民意見反映し早期実現を

質問:老朽化や狭隘が課題で、移転建替えが必要との認識のもと長年、地域住民の皆さんと早急な解決を求めてきた。今回、移転建替え候補地の購入が提案された。一日でも早期に移転できるよう努力し、施設充実について話し合いの場を設定するべき。さんくすビル分館は、非常に活用されており今後も活用を検討するよう求める。

答弁(地域教育部長):2025年度までに建替え実施予定。地域の声を真摯に受け止め、できる限り早期に実現したい。公民館長等関係者をはじめ、地区住民の声を聞き丁寧に施設整備を進めていく。さんくす分館は、先ずはその必要性について確認していく。


村口くみ子 [個人質問]

公共施設のトイレを清潔に使いやすく

質問:片山市民プールの、屋内プール隣接のトイレは和式トイレで、使用しづらく、冬期はトイレまでの通路も寒いと要望がある。改善を求める。市内公共施設のトイレは、計画的に乾式トイレへの改修、だれでもトイレ、オストメイト対応等、ユニバーサルトイレの設置・改修についても進める必要がある。

答弁(都市魅力部長):吹田市公共施設個別施設計画に基づき検討する。

答弁(公共施設整備担当理事):建替えや大規模修繕時の機会を捉えて、床のドライ化、洋式化等含め、誰もが快適に過ごせる環境づくりに努める。


ますだ洋平 [個人質問]

新八王子橋の歩道整備は車いす利用者・高齢者等が安全に通行できるものに

質問:地域住民にとって待ち望まれていた、山田三ツ辻交差点付近における歩行者の安全対策について、2022年10月4日から2023年10月31日までを期間として、新八王子橋の改良工事が行われ、新たに歩道が整備される。車椅子利用者や高齢者などが安全に通行できるものとなっているか。

答弁(土木部長):新八王子橋南側に新たに整備する歩道は、有効幅員を2m以上確保し、縦断勾配が5%以内となるように、車椅子利用者や高齢者が安全に通行できるよう配慮している。

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