市議会報告

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9月定例会の質問から 2023.11
市議会報告 141号より

玉井みき子 [代表質問]

[不登校対策] スクールソーシャルワーカー(SSW)の全校配置を

質問:不登校の数は2022年度小学生315人、中学生486人、合計801人。SSWを専門職と位置づけ、常勤化が必要。SSWを学校職員の定数内に入れることが必要ではないか。

答弁(教育監):専門的知見を有するSSWなど日常的に相談し連携の強化につながる人員体制の構築が必要と考えている。専門職を安定的に確保するため、常勤化などは有効な手段。十分な支援体制の確保に向け、調整ができ次第、体制の充実に向け手続きを進めたい。

[保育士配置基準] こどもたちに、もう1人保育士を

質問:保育環境の改善に保育士配置基準の見直しは必須。茨木市は1歳児の配置基準を5対1にし、運営費の補助もある。吹田市も具体的な検討が必要ではないか。

答弁(児童部長):保育士の配置基準は国が示した2024年度の保育関係予算の概算要求で、1歳児は6対1から5対1、4・5歳児は30対1から25対1にする改善案が示されている。

意見:保育士配置の充実は「こどもの人権を守る」ことになる。国が改善するというが市独自の配置基準についても検討を。


竹村博之 [個人質問]

[デイサービスセンター] 利用者の声は、廃止ではなく存続

質問:千里山西デイサービスセンターに登録しているのが約140人で、1日の利用者が約30人と聞いている。このままセンターを廃止した場合に利用者の受け入れは十分なのかどうかが心配される。利用者にしっかり寄りそい、慎重にすすめよ。

答弁(福祉部長):受け入れ先の調整について、ケアマネージャーによる調整が困難な場合には、市からも他のデイサービス事業所に働きかけるなど、ていねいに支援を行ってまいりたい。


柿原まき [個人質問]

[公園トイレ] 女性専用トイレを設置せよ

質問:公園トイレの在り方は、社会情勢の変化や安心・安全への市民ニーズの高まりに合わせて見直しが必要。7月議会で、小タイプのトイレに女性専用トイレを追加するよう市の計画の修正を求めた。内部で議論したと聞いているが今年度整備の公園トイレはどうするのか。

答弁(土木部長):古江公園のトイレについては、女子専用トイレを配置した仕様で進めている。竹見公園、安威川公園及び谷上池公園のトイレも、女子専用トイレ配置で検討している。


塩見みゆき [個人質問]

[国保料] 困窮者への生活支援を強化せよ

質問:野洲市では、債権管理条例、くらし支え合い条例に基づき、「滞納は市民からのSOS」とし、生活支援のきっかけにしている。市が滞納処分、徴収強化によって滞納者の生活窮迫に拍車をかけてはならない。滞納者への生活支援、生活再建の具体的対応を問う。

答弁(健康医療部長):事情を聞き減免、分納等、必要な対応を行っている。また生活困窮者自立支援センターや多重債務相談担当などと連携し、問題解決を図っている。


ますだ洋平 [個人質問]

[北千里地区公民館] 運営は、これまで通りの利用者ニーズに応じたものに

質問:北千里地区公民館では8月、館長補佐はじめ企画運営委員11名中10名が辞職された。指定管理者の運営となりグループ活動の部屋割り等「公民館が利用しづらくなった」と聞く。さらに、文化祭の開催も一時危ぶまれる事態となった。指定管理者による運営は十分に行われているのか。

答弁(地域教育部長):従来の利用方法との違い等への不満があると認識しており利用者ニーズに対応できるよう努める。また、一連の事態について市として調整が及ばなかったと考えている。


村口くみ子 [個人質問]

[豊津駅前] 南東側道路と歩道の整備を

質問:豊津駅周辺は、歩道が狭く車や自転車、人の往来が激しい。駅の南東側の歩道と車道の間には40年前に作られた低木の植栽があるが、この植栽を縮小するだけでも歩行者、自転車の通行がスムーズになる。植栽を狭め、削った分のみどりは別の場所に配置していただきたい。

答弁(土木部長):歩道部分のみ本市が管理している。安全対策における有効性も踏まえて、実施の可能性について、関係機関と調整していく。


山根たけと [個人質問]

[PFAS(有機フッ素化合物)汚染] 最新の知見で対策を

質問:摂津市ダイキン工場周辺など、土壌や河川・地下水汚染が全国的な問題になっており、市内の河川でも国暫定指針値50ナノグラムを超過する測定結果が出ている。大阪では、民間の医療団体が千人規模の血液検査等の調査を行っている。国際的に見て、日本政府の対策は大幅に遅れており、先駆的に調査をしている専門家や団体の知見も参考に対策を行うべき。

答弁(環境部長):国の示す最新の知見に加え、信頼に足る様々な調査結果を基に適切に対応し、市民の安全確保に努めていく。

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