市議会報告

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10月からの介護保険制度改悪
国の介護保険法改悪にもとづく介護保険特別会計予算に反対!
2005.10
市議会報告 69号より
社会保障・税金
議案124号
平成17年度吹田市介護保険特別会計補正予算について
日本共産党吹田市会議員団の意見。
 今回の介護保険制度の改正は、新予防給付や地域包括センターの創設など多くの改正があり、今度の9月議会でも議案81号(市立総合福祉会館条例)、82号(市立コミュニティセンター条例)、123号(吹田市介護老人施設特別会計)、などの条例改正や補正予算が提案されすでに可決した議案もありますが一括して意見を述べます。 今回の補正予算は、国の介護保険制度改悪を受けての補正予算であります。とりわけ今回の補正予算は、介護保険の中でも利用者や施設管理者の反対を押し切って、ショートステイを含む介護保険3施設等の居住費や食費、いわゆるホテルコストについて保険給付の対象外とする、通所系サービスの食費についても保険給付の対象外とするのが大きな問題となっています。
 本市では通所系サービスの食費について100円の助成制度を設けられたことは評価するものです。
 10月からの今回の改正により、国の示す多床室の標準例によれば、改正後の利用者負担段階の第3段階年金80万円以上市民税非課税の方では、特別養護老人ホームでは4万円から5.5万円個室では7万円、市民税課税世帯では5.6万円が8.1万円個室では10.6万円となります。その他介護老人保健施設、介護療養型施設などもほぼ同様の負担増となります。
 これらの影響を受ける市民は第3段階で190人、第4段階で472人のかたが負担増となります。
 いま各施設ごとに説明会などが行われているようですが、今度の改悪による影響によって、今月10月からサービスが受けれなくなる人が生まれるのではないかと多くの関係者から心配されており、自治体によっては実態が明確になるまで猶予期間を設けられる自治体も出てきています。
 今回の制度改悪によって市民負担が増大し、サービスそのものから除外されるかもしれない今度の介護保険制度改悪による関係予算ついては認めることは出来ません。以上の意見を申し上げて本議案に反対します。
特別養護老人ホームの入所者(多床室)における利用者負担の変化の例

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