市議会報告

記事詳細

新教育委員(教育長)の選任についての意見 2006.1
市議会報告 70号より
子育て・教育
12月23日に4年任期の満了となる椿原教育長の後任に、選任する議案が市長から提案され、議員団は以下の意見を述べて反対しました
 市長は特別職の任期を1期4年限りで、再任しないと機械的に決めているようだが、その科学的根拠や市民が納得する客観的な道理はありません。
 市長や議員でも1期4年だけで仕事をやり遂げるというのはあまりにも短く、落ち着かない気がします。失礼ですが、はじめから再任されることが無いと分かっていれば緊張感の無い仕事ぶりになる人がいるかもしれません。3期とかの長期はどうかとは思いますが、市民のため、市政のために仕事をしてもらうことを第一の基準にして、1つ1つの特別職の仕事内容、一人一人の人物ごとに、正確に判断する必要があるのではないか。阪口市長になって初めて提案した現・教育長を、仕事上の特別の理由も無いのに、4年たったから再任しませんというのは明確な理由にとぼしいと思います。
 むしろ、この議会でも各会派から子どもの安全問題などが次々と指摘されていましたが、市民の立場からすれば、教育長先頭に継続して取り組んで欲しい、コロコロ変わるのでなく継続の方が望ましいと思っておられる人が多いと思います。
 にもかかわらず再任ではなく別の人が提案されているが、教育長は本市教育行政の最高責任者であります。したがって過去の事例がそうであったように全会一致になるよう市長側が配慮すべきであるにもかかわらず、そうならないのは提案者の責任であり、大変残念なことです。
 最高裁まで争われた昭和47年(1972年)の吹田二中事件や有罪が確定した吹田「解同」三暴力事件などの時期に、教育現場等での対応について批判される点があったことを指摘せざるを得ません。
 以上の理由で、本案件には同意できないことを申し上げ、意見といたします。
et Adobe Reader" width="88" height="31" border="0">
PDFをご覧になるには