財政運営を住民のくらしより優先する 市長の「財政非常事態宣言」は撤回を |
2011.7 市議会報告 94号より |
行政の維新プロジェクトについては、特集号を予定しています
緊急申し入れ
7月14日、吹田市議団は市長に対し
1. 「財政非常事態宣言」は撤回し市民・議会審議軽視の 「マネジメントチーム」による見直し作業は中止を!
2. 千里救命救急センターの府補助金復活にとりくみ、 国保料値上げにつながる広域化には市長として反対 を、原発事故・津波災害など防災計画の見直しを!
の2点について緊急申し入れを行いました。
市長は施政方針で、臨時財政対策債(赤字地方債)と 財政調整基金の取り崩しで予算を組んでいるから 「赤字体質」「財政非常事態」といっていますが……
財政調整基金は地方自治体における年度間の財源の不均衡を調整するための基金です。税収減に対応する必要があるときなどに取り崩すものです。 臨時財政対策債は国の地方交付税特別会計の資金不足を解消するため2001年度に発足した制度で、建設事業以外にも充てられる地方債です。吹田市は2010、2011年度普通交付税の交付団体になっており、交付団体には後年度に元利償還分が全額交付税措置されます。どちらも地方自治体の財政運営において認められた制度を活用しているといえます。