市議会報告

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窓口に寄せられる相談は様々… 問題あり
国民健康保険課窓口業務を民間委託
2023.9
市議会報告 140号より

委託される業務
●加入、脱退などの届の受付や入力
●保険証引渡し
●電話対応
      など

@窓口にきた市民の様々なケースに対応ができるのか?

日本共産党はこう考えます check!
 「加入・脱退に関する手続き」は転入・転出だけでなく、年齢、家族構成、所得、障害の有無、失業など様々な情報を扱います。またDV、在留資格の有無 、住民票がないなど複雑な相談に発展することもあります。その場合、職員同士、受付担当と相談担当が連携して対応してきました。民間委託されれば、受託スタッフから直接市の職員につなぐことは違法となり出来なくなります。また受付窓口での対応、判断によっては支援が必要なケースに気づかずに、問題解決を遅らせてしまうことにもつながります。

A個人情報は守られるのか

 市は、守秘義務に関する誓約書の提出を求め流出等事故が発生した場合、契約期間の終了後であっても市への報告義務を課すとしています。しかし、受託スタッフは、短期に入れ替わります。繁忙期は他市で同様の業務をしていた人が応援に来ることもあり、多くの人が入れ替わり個人情報を扱うことになります。各地で受託事業者による個人情報の流出や紛失が起こっており、心配は拭えません。


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B職員の知識や経験が蓄積されず、職員のスキルが低下するのでは?

 窓口業務は市民の話を聞き、くらしの実態を把握する機会になります。困難ケースでは、支援機関につなぐなど、知識や経験が必要になります。窓口対応の経験が減り、職員のスキルの低下が懸念されます。
 また長期に働きつづけ業務に精通した会計年度任用職員が雇い止めとなります。

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