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「市長及び一部幹部職員の綱紀粛正に関する要望決議」を全会一致で可決 2004.2
議員団ニュース20号より
その他
2月臨時会
 市長が主催した私的な旅行で、幹部職員が酒気帯び運転をおこし、その事件の処理をめぐり臨時議会が2月5日に開催されました。
 市長給与の10分の1減給6ヶ月、助役・教育長は、10分の1減給を3ヶ月する議案は、全会一致で可決(ネットワーク3人とすいた連合梶川議員が退席)しました。
 最後に「市長及び一部幹部職員の綱紀粛正に関する要望決議」を全会一致で議決し閉会しました。

日本共産党倉沢議員が質問

 市長と一部幹部職員の私的な旅行の不祥事によって、市民の行政に対する信頼が大きくきずつけられた。真相究明の臨時議会を開催するのは市政はじまって以来のことであり、市長は、その重みを深く受けとめるべきだ。

 旅館の主人にたしなめられるような大声での「けんか」をしたあげく、水道事業管理者が「酒気帯び運転」で帰宅した。公務員としてあってはならない重大問題。

 市の調査報告書では、酒気帯びでの運転を同僚に止められたのに制止を無視し運転し、駐車中の車を破損する物損事故をおこしたのに警察への届け出をしていない。現場から逃避したのは酒気帯び運転がばれないための隠蔽行為だ。経過と真相を明らかに。(助役答弁。飲酒はまちがいない事実。あってはならないことで反省している。警察への届け出をしなかったのは不適切)

 地方自治体の任務は「住民の福祉の増進をはかること」(地方自治法)。公務員の仕事は、高いモラルと自覚がいる。市長・幹部職員はその模範になるべき。今回の事件の背景に、市長の気の緩みがあったのでは。(市長答弁。真に申し訳ない)

 今回の旅行は派閥の親睦会。それが「たが」を緩めるきっかけになっている。派閥の懇親会は人事を歪め、市長に「こび」をうる幹部職員をふやし、市職員の中に不団結を生む。みなおすべきだ。(市長答弁。交流のためにしたが、今後は誤解の受けないよう自粛する) 主要な9人もの幹部職員を私的に連れ立って吹田市を離れることは災害や重大事件がおこれば対応できない。市長の危機管理意識を改めよ。(市長答弁。改める)

 後処理が不適切だ。事件が起きたあと、2ヵ月間も知らなかったでは済まされない。(市長答弁。体調もあり寝ていた。帰ったことは知ったが、酒気帯びとは思わなかった)

[再質問]  議会への報告書に4人が酒気帯び運転をしないよう制止したとの記載がある。市長が寝ていたとしても、重大事件だ。直ちに市長に報告し対処すべきだった。市長への報告はあったのか。(助役答弁。そこまで把握していない)

 水道事業管理者について調査が終わる前に辞表を受理したのはなぜか。本人は「時間をあけたので酒気帯び運転にはあたらない」とマスコミなどで否定している。参加した職員の証言と、本人の証言とは正反対。(助役答弁。酔いをさまして帰った、とばかり信じていた。市長答弁。気づかなかった。辞表の受理は、特別職にとって重い処分なので理解してほしい)。

 助役と教育長はさそわれてもいないし、参加していないのに3ヶ月減給はおもすぎる。(助役答弁。管理責任を厳しく受け止めているから)

条例採決に当たって
    日本共産党の意見(要旨)

 市長が主催した私的な旅行の酒気帯び運転をめぐる不祥事で、市民の行政に対する信頼が大きくきずつけられた。綱紀粛正を部下に徹底している幹部当事者が、ルール違反、法律違反の酒気帯び運転をおこしたことは重大である。綱紀粛正を指示した文書にあるとおり公務員としてあってはならないこと。再発防止のために、市長、幹部職員の反省を強く求める。

 酒気帯び運転について、一部の幹部職員が気づいて運転をとめている。しかるに、幹部職員は、市長を起こして、判断を求めていない。翌朝も、問題にしない。結局、たいしたことでない、「知らないことにしよう」という、あいまいな体質、隠蔽体質が染み付いている、としかいえない。


 これらは、市長らの気の緩みが、出発点にあり、そこから派生したこと。市長みずから襟を正すべきである。


 原因となった派閥の親睦会は、参加した幹部の「たが」を緩め、市長に「こび」をうる幹部職員をふやし、重大問題が発生しても軽視、見過ごして、ことの重大さにきづかずに、事なかれ主義をまんえんさせるものだ。他の職員に不団結をおこし、職員のやる気をなくすなど市政に大きなマイナスを与えた。


 助役、教育長の責任はない。2人の処分はすべきでない。
 以上、市長自ら、厳しくえりをただすことを強く求めるとともに、不明な点についは、今後とも調査を続け、納得いく説明ができるよう事実解明を求め意見とする。 (倉沢さとし)

市民税の均等割200〜300円の値上げ反対 2004.2
議員団ニュース20号より
その他
市税審議会
 2月5日開催された市税審議会で、市税条例の改正で市民税の値上げ、について諮問があった。

 16年度から全ての地方自治体で市民税の均等割課税率を年額3000円に統一することを国が決めたため、吹田市ではこれまで2500円だったものが500円アップすることになる。それに伴い、(1)均等割を納付する義務がある控除対象配偶者または扶養親族は1200円(現行1000円)実質200円値上げ、(2)(1)に該当する者を2人以上有するものは1800円(現行1500円)実質300円値上げ、を内容とする軽減率の引き上げを吹田市が提案しました。

 市民委員からは「国は株や土地の譲渡所得などお金のある人には税率引き下げを行なうなか、お金のない人の負担を増やすのはどうか」との意見が出された。

 市民の暮らしが大変なときに負担増は認められないとして、共産党の倉沢、柿原議員が反対。学識経験者委員の井上委員(消費者代表)も反対したが賛成多数により承認されました。 (倉沢さとし・柿原まき)

2月臨時会開会 2004.2
議員団ニュース19号より
議会

飲酒運転疑惑にともなう市長らの管理監督責任について

 2月5日に「市長、助役及び教育長の給料及び手当の特例に関する条例の制定について」を議題に、吹田市議会が開かれることになりました。

 これは、昨年11月、1泊2日の予定で市長はじめ市幹部職員の計9人が私的に旅行し、夕食後、水道事業管理者と市民文化部長がトラブルを起こし、水道事業管理者が「飲酒運転」して社会教育部長をともなって帰ったという事態についての対応です。水道事業管理者は辞任し、社会教育部長3ヶ月停職、市民文化部長減給、総務部長戒告、他5名訓告の措置がとられました。これに伴って、市長の給料を6ヶ月間10分の1減額、総務担当助役と教育長を3ヶ月間10分の1減額にするため議会の承認を求めようとするものです。

議会運営委員会の協議

 1月30日に議運がひらかれ、「市長の管理監督責任」問題にいたる経過等について報告があり、山根委員が「1月15日から23日までに調査委員会、23日から26日まで市職員等懲戒等審査会がひらかれたが、その間の22日に水道事業管理者の辞任をなぜ了承したのか、辞職願いを預かり、審査会の結論が出てから判断すべきではなかったか、納得できない」とのべました。

 2004年度議会費予算案について、人件費を除く議会費当初予算案は1億1653万円で前年度比928万円の減額となります。

 議運の検討事項としては


    1. 議員定数及び歳費のあり方について
      公明党より他市の状況などについての資料要求があり、引き続き協議することになりました。
    2. 議員任期について
      民主市民連合より、市会議員の任期の始まりが5月27日からとなっており、
      選挙後1ヶ月も「空白」になるので他市のように例えば5月1日にしてはどうかと指摘があり、
      継続協議することになりました。
    3. その他

(松本洋一郎、山根たかし委員)
基本構想(案)の審議進む 2004.2
議員団ニュース19号より
議会
新総合計画審議会
 第三回の審議会は1月22日開かれました。
 倉沢委員が資料要求をしていた前回の新総合計画(第2次新総合計画)の到達状況等の資料が提出されました。

 倉沢委員は、前回の新総合計画の果たした役割は大きい。福祉の街吹田、子育ての街吹田、という定着したブランドといえるものができたのは先人の努力と「新総合計画」があったから。都市の活性化ということで、巨大開発を誘導・引き込むような失敗をしなかったから。これからの審議にぜひ、生かすべきだ、と述べました。

 次回からは、2分科会にわかれて審議します。
  第1分科会  2月19日2時より
   (テーマ 街づくり全体像、健康、文化など)
  第2分科会  3月3日2時より
   (テーマ 市民自治、環境と安全、活力とにぎわいなど)

 吹田市報では「基本構想案」についての市民意見を募集しています。締めきり2月6日です。
(倉沢さとし委員)