市長と一部幹部職員の私的な旅行の不祥事によって、市民の行政に対する信頼が大きくきずつけられた。真相究明の臨時議会を開催するのは市政はじまって以来のことであり、市長は、その重みを深く受けとめるべきだ。
旅館の主人にたしなめられるような大声での「けんか」をしたあげく、水道事業管理者が「酒気帯び運転」で帰宅した。公務員としてあってはならない重大問題。
市の調査報告書では、酒気帯びでの運転を同僚に止められたのに制止を無視し運転し、駐車中の車を破損する物損事故をおこしたのに警察への届け出をしていない。現場から逃避したのは酒気帯び運転がばれないための隠蔽行為だ。経過と真相を明らかに。(助役答弁。飲酒はまちがいない事実。あってはならないことで反省している。警察への届け出をしなかったのは不適切)
地方自治体の任務は「住民の福祉の増進をはかること」(地方自治法)。公務員の仕事は、高いモラルと自覚がいる。市長・幹部職員はその模範になるべき。今回の事件の背景に、市長の気の緩みがあったのでは。(市長答弁。真に申し訳ない)
今回の旅行は派閥の親睦会。それが「たが」を緩めるきっかけになっている。派閥の懇親会は人事を歪め、市長に「こび」をうる幹部職員をふやし、市職員の中に不団結を生む。みなおすべきだ。(市長答弁。交流のためにしたが、今後は誤解の受けないよう自粛する) 主要な9人もの幹部職員を私的に連れ立って吹田市を離れることは災害や重大事件がおこれば対応できない。市長の危機管理意識を改めよ。(市長答弁。改める)
後処理が不適切だ。事件が起きたあと、2ヵ月間も知らなかったでは済まされない。(市長答弁。体調もあり寝ていた。帰ったことは知ったが、酒気帯びとは思わなかった)
[再質問] 議会への報告書に4人が酒気帯び運転をしないよう制止したとの記載がある。市長が寝ていたとしても、重大事件だ。直ちに市長に報告し対処すべきだった。市長への報告はあったのか。(助役答弁。そこまで把握していない)
水道事業管理者について調査が終わる前に辞表を受理したのはなぜか。本人は「時間をあけたので酒気帯び運転にはあたらない」とマスコミなどで否定している。参加した職員の証言と、本人の証言とは正反対。(助役答弁。酔いをさまして帰った、とばかり信じていた。市長答弁。気づかなかった。辞表の受理は、特別職にとって重い処分なので理解してほしい)。
助役と教育長はさそわれてもいないし、参加していないのに3ヶ月減給はおもすぎる。(助役答弁。管理責任を厳しく受け止めているから)
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