国民健康保険の特別会計では、「不況がすすむ中、保険料収入の滞納が12億円(15%)もあリ、財政的にも厳しく、高い保険料なのに、一般会計からの繰入金が減らされているが逆に増やすべきだ、約6万世帯の中で、2414世帯の納付組合とそのための地区協力委員54人に2213万円が組まれているが、この納付組合員の半数以上が口座振替されており、すでに歴史的役割は終えていると思うので、「廃止の方向」との答弁を来年度中に具体化せよ」との意見を述べました。
勤労者福祉共済特別会計では、「加入者が減っている上に掛け金を600円から800円に引き上げ、給付内容は据え置きというやり方では加入者を増やすことは出来ない、給付内容を良くし、努力してほしい」と要望しました。
市立南山田市民ギャラリー条例では、寄付を受けたマンションの一室をギャラリーとして活用する内容で、全市に8ヵ所つくるという説明でしたが、勤労者会館や千里・岸部・千里丘各市民センターのロビーが市民ギャラリーであることが判明し、専用のギャラリーとはほど遠い内容なので、8か所問題は検討し直すことになりました。また南山田ギャラリーの管理運営をまかす「指定管理者」を「地域住民に組織された団体」から選ぶ点は「市民に組織された団体」に修正され、広く公募されることになりました。
公民館条例の改正で、狭くて古い吹一地区公民館にさんくす分館を設けることについては「用地と財源を確保し全面建て替えが基本」と指摘しました。
一般会計の当初予算に対する意見では『市民の消費生活と法律相談の充実、千里山・佐井寺地域のサービスコーナーの配置、地区市民ホールの公正な運営、文化振興基本条例の検討は市民文化部と教育委員会が共同でよいものに、次期商工ビジョンの検討はするが振興条例の検討予算がないのはおかしい。 教職員の組合事務所を剥奪しておいてその後いまだに確保していないのは認めがたい。不登校、虐待、子どもの安全などの課題に校長先頭に積極的な役割を期待する。地域教育協議会の代表や学校評議員から議員をはずすことが明記されていないのは納得できない。「教育に関する理解および識見を有するもの」のうちから逸脱しないように選ぶべきだ。以上、市民や我々が要望してきた施策の予算かもあるが、市民の立場から見て不十分かつ問題点も多く、賛成できない』とのべました。
地区公民館の企画運営委員に公募の市民委員を入れてほしいという請願は全会一致で採択されました。 (竹村博之委員長、松本洋一郎委員)
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