南工場跡地(旧ごみ焼却場・川岸町)の土壌から、国の環境基準の54倍、土壌1グラム当りに5万4000ピコグラム(1ピコは一兆分の1)のダイオキシンを検出したと報告がなされました(4月28日の各紙朝刊でも報道)。
南工場は昭和56年(1981年)に運転を停止し、翌82年には施設の大部分を撤去しているが、管理棟・ごみピット、及び、送風機室・増設ダクト室がのこっている。今年2月にダクト室の壁が一部崩壊し、解体のため建物内部のダイオキシン類の調査を行った結果ダイオキシン類が検出されたものです。
ダクト建物周辺の4ヵ所の土壌から国の基準値の54倍〜1.2倍、周辺の大気からもダイオキシン類が基準値を超えて検出されました。市の対応としては、(1)敷地内への立ち入り禁止 (2)流失と飛散防止のため汚染土壌の被覆、(3)敷地外の周辺の汚染調査など対策を採るとしている。
党議員団は当面つぎのことを要望していきます。
(1)専門家の意見を聞き、さらに科学的な調査を行うこと。(2)この建物の周辺は民家と事業所が隣接しており土壌・大気の測定も民有地でも、市の責任で行うこと。(3)周辺には吹6小学校、吹六保育園、公園もあるので健康調査も周辺で行うべきである。(4)地元住民への説明の徹底と情報公開、(5)撤去工事は十分検討し慎重におこなうこと。
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