審議会は、来年1月をメドに、「循環型社会の形成を目指して」という市長の諮問に対する答申をまとめる予定になっています。
私は、7月11日の本審議会から議論に加わることになりますが、状況を把握するために、6月13日と20日に開催された部会を傍聴しました。そこで提案された「答申(仮案)」は、5種分別など吹田市のこれまでの取り組みを「当時としては先進的な取り組みであった」としながらも、「他の都市がその後、廃棄物行政の面でさまざまな発展をとげ、現在の吹田の廃棄物政策は、循環型社会形成推進基本法が整備された今、大きく見直す時期にさしかかっている」とし、「ごみ減量への経済的誘導策」として、現在無料の家庭ごみ収集の有料化をせまっています。
市は昨年9月、審議会や議会での議論もぬきにいきなり市民に配るごみ袋を今年4月から透明にします、と発表。日本共産党の反対や市民から猛反発のなか、「半透明」に修正したばかりです。
党市議団は、家庭ごみ袋の透明化や収集有料化で一方的に市民に犠牲をおしつけてもごみは減らない。減量のためには、これまで5種分別を市民の協力で実施してきた成果を踏まえ、市民を信頼してよく議論し対策を講じること。ほとんど分別できておらず急増している事業系ごみの分別を真剣に行うこと。根本的にごみを減らすために、ごみにならないような製品づくり・体制づくりに国が率先して努力するように働きかけることなどを主張しています。
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